9-10月には2009ジャマイカ・ブルーマウンテン15キロ樽が入荷します
パピヨンブルー・バニベルは在庫2キロを切りました、完売にしようか、再注文しようか思案中です
当店では今まで中米産珈琲黄金地帯 パナマ、グァテマラ、メキシコ、エルサルバドルなどの国の珈琲豆を扱ってきました
ホンジュラス、ベリーズ、ニカラグア、コスタリカを残すのみとなりました
今秋 そのコスタリカから面白い品種を2種類仕入れることにしました
まだ秘密(9月メルマガ、ホームページには掲載します)なのですが、パナマのゲイシャのような人気が出るかもしれません
現在 香りに特徴あるモカの入荷が少なくなっているため、フルーツフレーバーや面白い香りのある豆(ゲイシャやパカマラなど)はこれから日本でも人気が出てくるかもしれませんね
ただ、大手コーヒーメーカーさんは冒険されないので、一般に普及するには時間がかかるかもしれません、ネット上の珈琲情報をお持ちの方は当然ご存知の知識ですが、小売店やデパートなどで購入される層は全く知らない豆がたくさんあるのです。
以下の8種類の中の2種類です
デイジャアルゲ種
ホンジュラスのロス・アルペス農園にて栽培されているエチオピア原産の品種。ディジャアルゲというエチオピアの町の近くで発見された野生品種。木は高く、側生枝の間隔が広い。若葉は赤みがかっている。生産性は低い。
ビジャサルチ種
1920年代にコスタリカ西部のビジャサルチという町で発見されたブルボンの突然変異種。さび病に弱い。樹高は低く、葉自体はさほど大きくない。根付がいい。側枝間の間隔は狭い。一斉に完熟する。標高1200-1600メートルでの栽培に適している。生産性はさほど高くはないが、カップクオリティーは高い
ルメスダン種
スーダン共和国の高地で発見された野生品種。病気に強く、特にCBD(コーヒーべリーディジーズ)に耐性がある。収穫量は高く、生豆は大きく長い。
モンテクリスト種
これは伝説的な品種で、1930年代にコスタリカで発見されたブルボンとティピカの自然交配によって誕生したもの。コスタリカのコーヒーが世界で一番評価の高かった1940年から1970年代にかけて、もっとも多く栽培されていた品種。木の背は高く、直生枝から伸びる側生枝の間隔が広い。収穫量が低いため、1970年代に完全にカツーラに植え替えられたしまった。
ムルタ種
レユニオン島(旧ブルボン島)が起源のブルボンの突然変異種。木が小さく、細く小さい葉が密生する。側生枝が短い。生豆はあまり大きくなく、高いカップクオリティーを持つが、生産性は非常に低い。
ゲイシャ種
ゲイシャはエチオピア起源の非常に珍しい野生品種。ゲイシャという名前は「ゲシャ」という町の近くで発見されたから命名。フサリウム(土壌真菌)に強い。木は背が高く、細長い葉を持つ。幹から出る側枝と側枝の間隔が広いのが特徴。生豆はロングベリー。カップクオリティーは優れていて、ほのかな花の香りと柑橘系の風味が特徴。収穫高は非常に低いため、商業ベースで取引されるような数量は見込めない。パナマ、ジャマイカ、マラウィ、ケニア、グアテマラなどでわずかに栽培されている。マラウィで栽培されているゲイシャは、M.A.シディキ博士が土壌真菌の研究のために使用していた品種。ゲイシャ56と言う。その葉は黄色みがかっていて、葉の端がうねっている。チェリーは小さく、生豆も小さい。同じゲイシャでもパナマとは違う。
エレクタ種
1913年にジャワ島で発見されたティピカの突然変異種。側生枝が直生枝から上に向かって65度の角度で伸びるのが特徴。通常のアラビカ種に比べて丈夫で、風の強い場所に適している。生豆は通常のティピカより大きく長い。ブラジルとコスタリカの農業試験場にある。コレクションとして栽培されていて、商業ベースではない。
プープルアセンス種
ブルボンの突然変異種。根系が発達しているため、干ばつに強い。若葉が赤紫色をしているのが特徴。樹高は高く、側枝間の間隔は広い。生豆は細長い形状。生産性は低い。ふたつのタイプがあり、ひとつはブルボンと同じようなサイズと形のもの、別なタイプはロングベリー。非常にレアな品種で商業ベースでのプランテーションはほとんどない。ベネズエラとホンジュラスで小規模に栽培されている。ハワイコナのグリーンウェル農園では300−400本程度栽培され、土産用として自家消費されている。プープルアセンスの看板はルワンダの品種試験場ISARにて。
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