12平均律にあるオクターブ内の12の音を均等に使用することで
調の呪縛から離れようとする技法、それが十二音技法。
シェーンベルク(オーストリア)が「五つのピアノ曲」作品23で
1921年に完全に体系化されたといわれ、
今朝のCDの曲「ヴァイオリン協奏曲作品36」は最高傑作のひとつと言われておます。
それ以前にもヨーゼフ・マティス・ハウアー(オーストリア)、
ニコライ・オブーオフ(ロシア)、
ウェーベルン(オーストリア)などが同様の技法で作曲をしています。
現在は1914年の作ウェーベルンの作品11「チェロとピアノのための3つの小品」が
原型との説が最有力のようです。
ですが現在 一番よく聞く作曲家は「シェーンベルク」なので演奏される機会は多いですし
十二音技法といえばシェーンベルク
開発者と世に広めた者が違うとはよく聞かれることなので。
今朝の一枚は、ヒラリー・ハーン ヴァイオリン演奏
「シェーンベルク」と「シベリスス」のヴァイオリン協奏曲2題
指揮はエサ・ペッカ・サロネン
伴奏はスウェーデン放送交響楽団

![]() | シェーンベルク&シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 (2011/05/11) ハーン(ヒラリー) 商品詳細を見る |
スポンサーサイト
