400年前のオリジナルリュート(複製ものではない博物館に飾るようなもの)での演奏、何だか奇蹟の音を聞いているような錯覚でした、ストラディヴァリよりも100年古い
コンサート後にあったレクチャー風景です、興味のある方だけが残って聞いた30分、楽譜も今の五線譜ではなくて不思議な譜面でした
会の前半はスペイン(宗教上の関係で異教の楽器リュートは禁止の時代でした、代わりにギターのような大航海時代の「ビウェラ」の演奏、16世紀後半イエズス会宣教師「ルイス・フロイス」は著書「日欧文化比較」の中で日本の琵琶と比較しているこれもレアな楽器です。
今回演奏された曲の中には16世紀日本で演奏された可能性もあるかもしれません。
後半はオリジナル・リュート「グライフ」での演奏
本体と柄の部分は40年の差があるようです
木の厚みは1,5ミリ、ヴァイオリンは3ミリだそうです
温度や湿度で大きな変化が起こりそうな軽いリュート
弦はアメリカ製「羊の腸」
音は「リュートの飾り棚」というCDに入っています
日本で録音、そして世界へ発信した珍しいケース
移動のストレスが古い楽器にはいけないようです
調が変われば、その都度チューニング、リュート挽きはほとんどの時間を調弦に費やすと言われるようです。
演奏者の佐藤豊彦さんは緑橋古楽コンサートの常連で
32年間オランダ・ハーグ王立音楽院教授としての経験から生まれる説明を聞いたあとには欲しくなって購入した次第です
写真はレクチャー風景と購入したCDです


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